2019年6月17日月曜日

雑誌会 6/17

松田研では毎週、月曜日に進捗報告会と雑誌会をしています。
今日はグリセロールを基質として大腸菌で繊維原料のアセトールを生産する論文が紹介されました。
https://biotechnologyforbiofuels.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13068-019-1372-4
グリセロールはバイオディーゼルを作った際に余る副産物で、有効利用が求められています。
本論文では、アセトール生産性を向上させるために、13C代謝フラックス解析を使い、アセトール生産に必要なNADPHが不足していることを発見しました。
そこで、NADPH再生を強化した遺伝子改変大腸菌を作成し、アセトールの生産性を向上させることに成功しました。
13C代謝フラックス解析法が効果的に利用されており、非常に合理的なアプローチがとられている点が素晴らしい論文でした。

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