第164回質量分析関西談話会に参加してきました。
http://www.mssj.jp/society/branch/kansai/kansai_danwa_164.html
今回のトピックは災害に強いマスづくりということで、昨今多発するの大型地震から、いかに質量分析装置を守るかという点を議論しました。
私たちのラボも昨年の大阪北部地震の被害を受け、質量分析装置の耐震を行った経験について発表しました。
まず背の高い装置(HPLC)は必ずラチェットベルトなどで倒れたり、各ユニットがばらばらにならないようにする必要があるようです。
さらに、装置を台にしっかり固定するのも重要です。各マスメーカーさんからも固定施工をおこなっているとのことですが、その方式は様々あるようでした。
質量分析装置を置くキャスター付きの台を床に固定するべきか、という点は議論が分かれました。キャスターを外しておいて装置自体が程よく揺れたほうが免振になる、装置の台が動き出してしまって人にとって危ない、などいろいろな意見が出ました。私たちのラボでは床にボルトを打って固定しています。
耐震にかけられる費用は限られているので、どのレベルの耐震をすれば、震度どれぐらいまで耐えられるのか、そのあたりを今後議論していく必要があるようです。
年明けはオミクスの社会実装に向けた話題が議論されるとのことで、興味のある方はぜひ。
http://www.mssj.jp/society/branch/kansai/kansai_danwa_165.html
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